
2018/12/18 サイト制作 投稿者:前原
米Microsoftは現地時間の12月10日に Windows 10 Insider Preview Build 18298(Windows 10 19H1)を、Fastリング(開発中バージョンをインストールできる機能)参加ユーザーに配信開始しました。
今回の配信では「メモ帳」で多くの強化改善がされています。
変更内容としては、
・文字コードを「ANSI」「UTF-16 LE」「UTF-16 BE」「UTF-8」「UTF-8(BOM付き)」の6種から選択可能に。
初期設定ではBOM無しのUTF-8が指定され、現在の文字コードはウィンドウの右下ステータスバーに表示されるように。
・未保存のファイルのタイトルバーに*(アスタリスク)が付くように。
・新しいショートカット機能追加。
[Ctrl] + [Shift] + [N] …新規メモ帳ウィンドウを開く。
[Ctrl] + [Shift] + [S] …名前をつけて保存。
[Ctrl] + [W] …メモ帳ウィンドウを閉じる。
・260文字(MAX_PATH)を超える長いパスを持つファイルが扱えるように。
・ヘルプメニューに「フィードバックの送信」機能追加。
・その他バグ修正など。
この中で注目したいのがBOM無しUTF-8が標準となる点です。
BOM無しUTF-8が標準に
BOM(バイトオーダーマーク)については以前の記事をご覧ください。→「ヘッダーの上の「妙な空間」は『&#65279』かもしれない。」
これまでメモ帳はBOM無しUTF-8で保存できなかったので、BOM有りだと不具合が起こる可能性があるWEB制作ではメモ帳使用が避けられていました。
ですがこのアップデートで「誤ってメモ帳で開いて保存をしてしまった」などは、気にしなくて良くなります。
WEB制作ではコード入力補完が無いメモ帳をメインで使うのは厳しいかもしれませんが、WEB制作向けエディタの入っていないパソコンでも、メモ帳でちょっとしたコード編集などはできるようになりますね。
まとめ
BOM無しUTF-8の件以外にも、未保存ファイルに*(アスタリスク)、ショートカットキー追加など、WEB制作をされない方にも非常に嬉しいアップデートとなっております。
まだFastリング参加ユーザー以外には配信されていませんので、引き続きWEB制作でのメモ帳使用にはお気を付けください。
本公開は2019年春予定とのことです。待ち遠しいですね。
参考:https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1157696.html