皆様こんにちは。営業部の柴崎と申します。
今回は、私が担当するお客様より複合機に関するご相談を頂きましたので、内容とその解決策をご紹介いたします。
「2台の複合機のランニングコストが合計で月額10万円もかかってしまい困っている。何か削減できるようなものがあれば提案してほしい。」
実際どのような状況なのかをヒアリングしてみました。
ランニングコスト10万円の理由
ヒアリングと調査の結果、お客様が使用されていた複合機はトナーキット方式のものであることがわかりました。
トナーキット方式とは、トナー代に保守費用が含まれており、トナーを購入している限り保証が受けられる仕組みです。
トナーキット方式の複合機は本体価格が安い分、トナー代つまりはランニングコストが高くなります。トナーキット方式は本体価格は抑えられますが、大量に印刷をする場合には向きません。
トナーキット方式
お客様先では1日に500枚ほど刷る場合もあるとのことで、複合機にしては10万円という高額なランニングコストがかかっているという事が判明いたしました。
コスト削減のカギとは
この高額なランニングコストの原因が判明したため、この課題に対し、ビジネスカウンター方式の複合機への切替をご提案いたしました。
ビジネスカウンター方式とは、本体の金額は高額になりますが、印刷した枚数×1枚当たりの単価の2つの料金に保守料も含まれているものです。
ビジネスカウンター方式
このように聞くと、枚数が多いのに印刷した枚数が金額に反映されたら逆に高額になるんじゃないかと思うかもしれませんが、ビジネスカウンター方式の方が1枚当たりの単価は安くなります。実際に今回の案件では、カラー1枚当たり20円程度かかっていた保守料金(トナー代込み)を10円へと大幅に削減することができました。
これは、大量に印刷するオフィスにとって非常に大きな効果をもたらします。本体価格が高くても、長期的な視点で見ればランニングコストの削減額がその差をはるかに上回る為、結果としてトータルの費用も大きく抑えることが可能になります。
項目 | トナーキット方式 | ビジネスカウンター方式 |
---|---|---|
本体価格 | 安い | 高い |
一枚当たりの単価 | 高い | 安い |
保守料 | トナー代に含まれる | 印刷単価に含まれる |
契約形態 | トナー購入=保守契約 | 印刷枚数に応じた従量課金 |
実際のコストダウン額
では実際にビジネスカウンター方式の複合機に変更した結果どのくらいの費用が削減できたか紹介いたします。
印刷方式 | トナーキット方式(1枚当たり) | ビジネスカウンター方式(1枚当たり) | 削減率 |
---|---|---|---|
モノクロ印刷 | 4円 | 1円 | 約75% |
カラーコピー印刷 | 20円 | 10円 | 約50% |
ランニングコスト削減費
トナーキット方式を使用していた場合のカラープリント5,000枚時100,000円のランニングコストをビジネスカウンター方式に変更するだけで、カラープリント5,000枚時50,000円まで削減いたしました。
年間で約600,000円のランニングコスト削減となっております。
まとめ
お客様が現在ご利用中の複合機にかかるランニングコストについて、詳細なヒアリングと現場調査を徹底的に実施し、現状のコストと新しい複合機へ切り替えた場合のコストを徹底比較したシミュレーションを行いました。その結果、印刷1枚あたりの単価が半分以下に抑えられ、年間でおよそ60万円以上もの経費削減が見込めることが明らかとなりました。これは、単なる機器の入れ替えに留まらず、業務全体のコスト構造を大きく見直すご提案となりました。導入後、お客様からは「ここまでコストが下がるとは正直驚いた」「もっと早く相談すればよかった」とのお声をいただき、非常にご満足いただいております。今後もこのように、現状をしっかりと可視化したうえで、お客様にご納得いただける効果的なご提案を行ってまいります。
経費削減はネディアにご依頼ください
ネディアでは機器のランニングコストに関する調査から、改善提案まで一貫してご提供しております。現在、ランニングコストがかかっている複合機等の機器がございましたらお気軽にお問い合わせください。調査し原因の特定、原因解決のご提案までさせて頂きます。
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