こんにちは。千本木です。
弊社のダークファイバーを使ったSINET接続や拠点間接続が好評を頂いています。
ダークファイバーは回線を占有でき、安全で低遅延なネットワーク構築ができるため、特に拠点間接続には非常に魅力的な選択肢となります。
一方で、設置現場の環境や設備等の問題により工期を読むことが難しい回線でもあります。
今回はダークファイバーを使った拠点間接続サービスを契約する前に知っておきたい調査と工期について整理していきたいと思います。
目次
ダークファイバーの調査
ダークファイバーを開通させるためにはまず調査が必要になります。机上経路調査・現地調査を経て、申請・工事を行います。
机上経路調査
光ファイバーは起点から所属する局舎まで通り、複数の局舎を経由して最終的に終点まで繋がります。これを経路と言います。
ダークファイバーを使った拠点間接続では、一般的な回線と異なり「局舎間毎に敷設されている光ファイバーを使うことができるのか」を経路を辿って一つずつ確認していくことになります。
机上経路調査で確認できること
- 経路候補
- 経路中の収容局間毎の光ファイバーの空き芯数
- 大まかな距離
この段階では、起点から終点まで理論上引けそうかという仮の判断をすることしかできません。
経路中の局舎間の光ファイバーの空き芯数がない場合は別経路を考えることになります。
別経路は多くの場合遠回りするような経路を取ることになるので、起点と終点が直線距離では近く見えるのに実際の経路距離が長くなってしまうことになります。
また、どうしても別経路の設定ができない場合には、この時点でダークファイバーの敷設ができないと判断します。
現地調査
起点と終点の状況を確認しておく必要があるため、現地の調査を行います。
現地調査で確認できること
- 機器設置場所と電源位置の把握
- MDFの場所の確認
- 引き込み経路と配線工事の有無
ここでは、MDF等の光ファイバーが引き込まれる場所と、実際の機器を設置する場所の確認を行います。
現地調査では想定外の要件が見えてくることが多くあり、工期が延びる要因が判断できるようになります。
実際に現地調査で判明した想定外要件
- 設置場所のMDFに空きがなく、別途工事が必要になった
- MDFが1階で機器設置場所が3階であったため、光ファイバーを伸長させる工事が必要になった
- 光ファイバーが地中に埋設されていてMDFまでの経路を把握するのに時間がかかった
- 起点が山の中にあり、光ファイバー自体が通っていない場所だった
これらの不確定要素をひとつひとつ確認していき、最終的な御見積のご提示となります。
ダークファイバー導入の工期
ここまで調査についてお話してきましたが、設置場所の条件は様々で、スムーズに導入ができるケースの方が少ないかもしれません。
それでは各調査で想定される工期はどのくらいでしょうか。
弊社の導入経験上から目安をご提示します。
| フェーズ | 期間目安 |
|---|---|
| 机上経路調査 | 2~4週間 |
| 現地調査 | 1~2週間 |
| 工事・引き渡し | 3ヶ月~ |
全てがスムーズに行ったとしても、4ヶ月程度。長いと半年以上かかるケースも珍しくありません。
例えば建物内の配線が必要な場合で、配線経路が未整備の場合、別途工事を入れる必要が出てきます。
また、建物が新築の場合はNTTなどの通信事業者に住所登録がされておらず、申請に時間がかかってしまう場合もあります。
そのほか、年度末やSINET更改のタイミングなどは繁忙期となり、通常よりも回線開通が長引くケースがあります。
スムーズな導入を行うために
では、ダークファイバーをスムーズに導入するためにはどうしたら良いでしょうか。
工期が長くなることを想定し、早めに動く
早めに動くことが鉄則です。ダークファイバーに興味を持っていただけたのであれば、まず現実的に引けそうかだけでも依頼して頂くことで、導入のスピード感が変わってきます。
また、起点と終点の建物についても事前に設置場所やケーブル配線経路の確認をし、懸念点を洗い出しておくことも必要です。
既存の回線や暫定的な回線利用を前提として計画する
工期が長くなることを想定して、既存の回線との併用期間を数ヶ月想定しておくことや、フレッツ光等の暫定的に利用する回線を計画しておくことも必要です。
まとめ
ここまでお話しした通り、ダークファイバーによる拠点間接続の導入は、調査項目が多く、工期が読みにくいという現実的な問題があります。
しかし、ダークファイバーは導入後、絶対に満足して頂けるサービスでもあります。
だからこそ、「早く繋ぐことよりも、後で困らないために確実に導入すること」が大切になります。
ダークファイバーの導入を検討されている場合には、これらの調査と工期を理解したうえで、確実な導入計画を考えていただければ幸いです。







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